日々の切れはし 〜50才からの目線〜

平穏で静かで小さな発見がある。一見何と言うことはないこんな日々を積み重ねると人生というタペストリーが織り上がる。小さな日々の切れはしを誠実に積み上げていくことこそが幸せ。そして幸せになるための工夫、幸せのための時間を確保するための効率化、努力を精一杯。

もう、奇跡は起こらなかった。 紅ゆずる退団公演宝塚大劇場千秋楽

 昨日は宝塚歌劇団星組トップスター紅ゆずるさんの退団公演の千秋楽でした。

スターの退団公演の千秋楽は、まぁさまに続いて2回目です。

 

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 あれから2年弱たったんだなぁ。

 

 

  公演がスタートし、最初の紅さんのアナウンスから「もう最後か」と思うと涙が。

紅さんが出てきても何だか涙。

でも、あーちゃんが出てきてやっと普段通りに芝居を見ることができました。

 

 思うに、あーちゃんも退団なのに、何だか落ち着くというか、紅さんだけだとどうしても思い入れてしまうので、あーちゃんの平常心(じゃ、ないと思うけど)のお芝居がとっても救われました。

 

  思ったよりアドリブはなくて、「かーい、かーい、かい」のところで

「千秋楽なのに何やってるんだおれ(的な感じ)」ぐらいで、あ、「俺、端正」のところは、「俺、もっと端正だろ」ぐらいになってました。

個人的には、こっちゃんに「星はやる」のところで「星組はやる」になるのかなと思ったけれど、これは台本通りでした。

でもそのとき、紅さんのこっちゃんも目が潤んでいるように見えたのは気のせいかな。

 

 今回の公演は、2回目の観劇なんだけれども、「エクレール・ブリアン」はすごくよかった。

 ボレロは、2回目なので、お衣装が同じでも紅さんはすぐわかったし、最後の黒燕尾のところでも、もしかして紅さんはほかの男役と衣装は同じと初めて気づきました。

通常は、トップは同じ黒燕尾でも、キラッキラッのスパンコールがついていたりするのですが、多分みんなと一緒。スパンコールもついてない。

なのに、光っていた。

同じ衣装と思えないほどに光って白く見えたんです。

紅さんだけベストが特別白いんかな、燕尾がほかより開いてるのかなとも思いましたが、多分みんなと一緒だったんだと思います。

 まぁさまの時も思ったけれど、トップの退団公演のときは、金色の粉がまっているような、そんなオーラがあります。紅さんもそうでした。

「エルベ」のときも思ったけれど、正統派の衣装も本当にかっこいい。

不良っぽくて普段は威張っていい加減なこといっているのに、実は繊細で優しいって役どころさせたら紅さんはピカ一なんだけど、それはそのまま紅さんの人柄なんじゃないかと思います。楽しくしても何処か寂しそうで哀愁がある。そんなトップには格別惹かれます。最初から階段が敷かれていたわけではなく、努力と才能でトップに上がったからこその味というか。これを継ぐ優等生のこっちゃんの心づもりはいかばかりか。。

 

さて、

タイトルの「奇跡」についてですが、

実は、私はまぁさまの退団公演の千秋楽の時、紅さんのお隣の席でした。

 

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 タイミング的に考えても、後から検索してお顔もたくさん見たので、あれは紅さんだったと思います。

 当時しでもトップスターだったのに(花束贈呈のサプライズ出演のためか)S席で、それも出やすい通路側とかでなくて17列目。カバンは巾着型でブランド物ではないし、靴もローファーで小さくて、お隣に座っていたのは、劇内での紅さんのような豪快な感じではなく「小さな女の子」って感じでした。(背は高いんですけど、一度も立ち上がらなかったので)拍手も小さい、涙をぬぐうのもこっそりでした。トイレ休憩に1度も立たず本を開いていた優雅な姿が思い出されます。

本当に?と言われそうですが、A Fairely Taleの製作発表会で、柚香光ちゃんがかわいく小さく拍手をしていた録画をみて、オラオラ感ってのは舞台の上で作り上げたもので、本当は繊細なジェンヌさんて多いんじゃないかと思います。

 

 しかし今回は花束贈呈のトップスターのお隣っていうそんな「奇跡」は起こらず(A席だったからか、しかし正規の値段の10倍はいたしました)、知り合い同志に囲まれた席で小さく座り、涙があふれ出ましたが流すままにし(自分だけ白い服だったし、痛いファンと思われたくなかった)遠くで見守っていました。客席降りもぎりぎり来てもらえる列でしたが、ハイタッチは、隣のブロックのS席まででしたし(ああ席順カースト)さよならショーで紅さんが真っ赤な薔薇を客席に投げたのですが、もちろんSS席の方で1,2列の方のみが受け取ることができたのでした。もし頂いたら絶対捨てれないので、ミニマリストとしては良しとします。気づいたのは、ライブビューのカメラがS席の端っこに入っていたのでその周りの4、5席はわざと空席にしてありました。あの分のチケットは売っていなかったんだろうと思います。千秋楽なのにほしかったファンもいるだろうけど、劇団はライブビューをとったのだなぁと、まぁ冷静な判断ですね。(私も明日海りおちゃんの退団公演千秋楽だけはどうしても手に入らないので初ライブビューになると思われます。なので、たくさんの人が見られるシステムというのはいいと思います)

 

 さて、まぁさまの千秋楽のときにペンライトを今か今かと待っていてさよならショーに没頭できなかった客席の様子を見て思ったのかはわかりませんが(紅さん自身は、ちゃんとその曲の前奏でパチッとつけていましたから)、待ってましたの紅子の場面でもつけさせ、本当につける「Another World」でも舞台から「今だよ」って仕草をしてくれて(これもどんな仕草だったか思い出せないのですが、客席が瞬時に今だってわかる動きで、こんなところも客席つかむ天才だと思います)本当に天才的に気遣いが上手い方ですね。全然関係のない話ですが、紅さんのお誕生日の8月17日は、私の大学時代に好きだった人のお誕生日と一緒で、その方も話が上手で人の心をつかむのが上手く、今は遠い場所で精神科の医者になっていますが、この日の生まれの人ってきっとそんな人が多いのではと思います。

 

 サヨナラショーも退団式もおわって、2or3回目のアンコールで、あーちゃんが「さゆみさん大好きです!」と告白したのが可愛かったです。客席から「ヒューヒュー」と出たのもほんとにおもしろかった。でも肝心の紅さんは「隣で、客席に向かって好きと言われても」ととぼけていましたが、そんなとぼけ方も上手でした。

 アンコール3回目で私は時間一杯で席を立ちましたが、後日検索すると「あーちゃんが相手役でよかった」って言って聞いてうるっときたあーちゃんの頭をなでる様子が写真にありましたね、あーちゃんの告白を一回目は(ファンに気を使って?)とぼけておいて、最後に救うなんて。あーちゃん、美人さんで素直だからきっと誰かと結婚しちゃうんだろうけど、彼女の理想像は誰も紅さんを超えられないんでしょうね。と思ったのでした。

 退出するとき、大劇場の玄関までの廊下に「紅さん直進!!」ていう立札があったので、もしかしてあのまま玄関まで歩いて行かれたのかな?まぁさまのときの退団式は黒燕尾服でそのあと緑袴に着替えたから楽屋に戻ったけれど、もしかして、あのまま残っていれば廊下を玄関まで移動する姿を見れたかも、、後の祭りですが。。しかし宙組はタキシードを着るのかな、凰稀かなめさんもまぁさまもそうだったし、真風くんは、絶対スーツな気がするし、キキちゃん当りが微妙かな、星の血も入ってるしね。あ、真風くんもか。。。でも、緑袴でも紅さんはイケメンでした。本当に何着てもかっこいい。演出の先生が「あんたは、立ってるだけでええねん」と言うようなことをを言われたというのですが、立ち姿は本当にすてき、トップスターというものは立ってるだけでいいんですな。

 

最後に

ペンライトは白い星でした。

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私が帰るとき、雨が降っていて、外で待っているファンの方は白のレイコートを着ていました。舞台を見ずずっとパレードの準備をしていたのだと思います「もうとっくにおわってるよね?」と話していて、いやーーさよならショーから時間が押しておして、3回目のアンコールのときで、5時30分でしたから(すでに30分おし)その後、6回目までアンコールがあったということですので、ファンの人は本当に待っていたんでしょうね。舞台のときは、拍手する場面では、2階からまず先導する拍手が聞こえてきて、2階は特にファンで埋まっているでしょうから、それも感動しました。あの拍手を聞くと千秋楽はやめられないなと思います。何よりファンってけなげで見返りなくてすごいなと思いますね。

 

おまけ♪

地元宝塚でみつけたお宝ポスター写真です。居酒屋さんなんですが

紅さんのかわいい姿うつってますね。

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