日々の切れはし

平穏で静かで小さな発見がある。一見何と言うことはないこんな日々を積み重ねると人生というタペストリーが織り上がる。小さな日々の切れはしを誠実に積み上げていくことこそが幸せ。そして幸せになるための工夫、幸せのための時間を確保するための効率化、努力を精一杯。

ゆにわ体験記

 「神様ごはん」の作者ちこさんが店長をつとめる「ゆにわ」。

著書を読んでから行きたかったけれど何分遠い。

今回服を取りおいてくれた店が近くだったので行ってみることに。

「ゆにわ」は水曜は定休とのことで、お隣の「べじらーめんゆにわ」へ。

しかし、水曜は「まぜそば」のみのメニュー。命のスープは飲めません。

最寄りの樟葉駅から徒歩18分。今日は寒くて風が冷たい日でおまけに行ったことのない土地なのでかなり迷いながら到着。

店に入って自販機で食券を購入するのは調査済。まぜそばを押して食券をカウンターに出す。店には2名しか客が座っていないが、トイレから帰ると3、4名の家族と1人客が3組ほど。子連れの家族は店の人と知り合いなのか、作る人はその家族とばかり目を合わせている。最初の2名に料理が出され、次は私の番と思ったら家族連れの子供にまず先に。そうだよね、子供が先だよねと思っていたら次はそのお母さんらしき人に。どう考えても私より後に入店したけれど、トイレに立ったのが悪かったのだろうか。

思い切って「最初から来てるんですけど、順番は?」と尋ねると次に出してくれました。その前においてある水を飲んだんだけど、ぬるくて体の中にすっと入っていくようでした。そして店に入って落ち着いてくると眠くてたまらないほどに。ゆったりしたBGMか昭和な感じの落ち着く店内だからか(けれどかなり狭い)。肝心のまぜめんは、おいしかったです。ごま油がかなりよいのを使っているのか風味がいい。かけてあるノリも香ばしい。麺だけでおなか一杯に。

そのあと、もう来ないかもしれないので茶しゆにわへ。駅に戻る感じですがまた迷いながら到着。靴を抜いであがります。お客は私一人。思い切って2000円の阿修羅セットに。さらに15時までしか使えない畳のほうへ。

入店は13時なので、15時までなんて余裕と思っていましたが、阿修羅のお茶は3分の砂時計を2回傾けて6分まつのです。それを急須にお湯を注ぐ回数分。

最初は果実味がしてこれで最後にしようと飲んだ3杯目の急須のお茶がおいしくて結局4回急須にお湯をそそぎました。中の果実は食べられるそうですがちょっと苦みがあり最後まで食べられませんでした。

畳に座ってみる外の景色は昭和の窓の外、白い椿が見え、本当に落ち着きました。砂時計をただひっくり返して6分待つのをまたやってみたいです。無為だけど落ち着く時間でした。阿修羅ブランドは不眠に効くと記載がありましたが、帰りの電車の中は本当に眠かったです。また帰る途中で横切ったショッピングモールがやけに物が多すぎる感じがし、公園の木々がとてもきれいにみえました。お茶の効果かわかりませんが、あの時間はとてもよかったと思います。