日々の切れはし

平穏で静かで小さな発見がある。一見何と言うことはないこんな日々を積み重ねると人生というタペストリーが織り上がる。小さな日々の切れはしを誠実に積み上げていくことこそが幸せ。そして幸せになるための工夫、幸せのための時間を確保するための効率化、努力を精一杯。

株で時計を買ってみる

  タイトルを補足すると、「株の売買益と配当金で高級時計を買ってみよう」ということになる。高級時計なんてタイトルに使うと俗っぽいので(すみません)、簡単に書いてみた。また「買ってみる」としているのは、現在は達成せずこれからという未来形である。

 ここに1株3500円の株がある。実力的には4000円である(簡単に書いている)。100株単位で売買可能なので、1000株購入すると、350万円である。これが1株4000円に値上がりすると、粗利50万、配当金は年間160円の高配当。1000株あれば16万である。値上がり+配当金で66万円。手数料、税金もろもろをざっくり引くと50万ほどは手に入ることになる。

 一方ほしい時計である。カルティエ パンテール SM スティール 、お値段は44万2800円(今現在)。上の計算では、350万あれば、高級時計が手に入ることになる。もちろん、株価の上昇と配当金が支払われるまでじっと我慢の子でいる必要はある。

 

 発端は、手持ちの時計である。カルティエのあるコンビの時計(すでに発売完了)を最近ほぼ1年ぶりに使用した。その前の年は未使用。その前の年に1回使用1年ぶりに使用、ということは、1年に1回以下の使用頻度である。値段の割にはこの使用頻度、悪いけど手放すことにした。大好きなメーカーのスペック最高にも関わらず何だか気に入っていない時計とともに。手放して得た金額は26万5千円であった。

 これに最近服買取で得た9万1千円を合わせて35万6千円である。あと9万ほど足せばパンテールが購入可能になる。高級時計の普段使い(雑誌に毒されている?)は、やはり私の場合シルバーだ。カルティエの公式サイトをみつめてこのパンテールを選んだ。「よし買うぞ」と思ったところで、

タカネの花」という漫画を読んだ(放映予定のドラマとは別物)。

 すごく簡単に書くと。500万貯めて外車に乗る人と、原価償却のためにベンツを(しぶしぶ)乗る人の話が書かれている。500万貯めて車に使いあとはすっからかんで高級外車をのるか、数年おちのベンツを減価償却を計算しならがら買い替えて乗るかという人の差である。前者は一般人、後者は大金持ちである。前者は車に満足しているが、その満足感を得るためにお金はなくなった。

  ここでパンテールという満足感を得るためにお金を使ってしまうのは、前者ではないかと思った、愚かである。(おそらく)。

このまま買うのはやめることにした。

で、44万2800円を得る方法を思いついたのだ。

 

果たして購入できたかどうかは、ブログに報告しようと思っている。

そのぐらい決心しないと待つ時間がいるので。