日々の切れはし

平穏で静かで小さな発見がある。一見何と言うことはないこんな日々を積み重ねると人生というタペストリーが織り上がる。小さな日々の切れはしを誠実に積み上げていくことこそが幸せ。そして幸せになるための工夫、幸せのための時間を確保するための効率化、努力を精一杯。

不思議な偶然

 庭に1か月位前から猫が餌を食べにきている。

というか、あげはじめている、いずれはTNRするのは多分確実で、

TNTAまでできたらうれしいけど。

 

その子のお母さんは、近所のママ友の家でごはんをもらっていて、すでにTNR済、とういかもうTAですけどね、Adoption先もママ友の家。。

 

お母さん猫は突然やってきて、ママ友のガレージで子供を産み始めて、一旦いなくなって、それから1匹で出現しだしたらしい。生んだ子猫達はどうなったのだろう、とずっと気にしていた。

その答えは、今年の成人の日に判明して、次の日お隣の家で全部産み落としたらしい。

しかしその隣の家の人がお母さん猫を追い出すと子猫を残して逃げた、そしてその子猫達は、、お母さん猫が向かいに来ずに行政的に、、。(これから先は具体的には書かない)。

その話を聞いて心を痛めたママ友がTNRする決意をし、今にいたる。

 

だから、あの時生まれた子猫達はもういないんだろうと思っていた。

 

その近辺は、うちで世話をしていた子猫がICUに入った日だった。

その子猫もおそらくは、そのお母さん猫が生んでいる。

母猫は次の子猫をはらむと、うちで世話をしていた子猫を残していなくなったのだと思う、三日三晩母を求めて鳴いていた。最後は力尽きてうづくまっているのを保護したのだ。

最初から何となく元気がない子猫だった。

 

我々夫婦は8月のやまの日から3日間海外へ旅行した。子供を留守番に頼んで。

我々が帰国した日は元気だった子猫が、次の日急変した。呼吸が荒く肩で息をしていた。夕方急変に気付いた我々は(昼間は外出していたのだ)、必死で診てくれる動物病院を探したのだが、お盆のさなか、ほとんどの病院はやっていない、やむなく遠方の365日やっている大きな病院に運び込んだ。待つこと1時間、すぐ胸水を抜く作業に入ってくれたらしい、一命はとりとめICUに入院となった。

 

 それから原因がわからないまま退院し、その3か月後にこの世を去った。病院から退院してからは元気で順調に成長していただけに悲しくて、最後の1か月は辛かった。原因も近くの懇意にしている先生が見極めてくれた。大きな病院ではわからなかったのに、大きな病院で検査漬けにあってもわからなかったのに、その先生は不明瞭なX線写真だけで見抜いたのだ。人間だけでなく動物界にもこういった名医はいる。

 

もう子猫は飼わないだろう、うちにいる猫や犬を大切に世話をしていきたい。

 

と思っていたら、またこうやって猫がやってきたのだ。

 

ちなみに、家にいる猫は黒猫、みつけたときは大けがをしていたが、その近所の名医に手術してもらって今も元気、

次に短命で去った猫も黒猫、

そして、今家にやってきている猫も黒猫なのだ。

 

そういえばと、ママ友とのラインでのやりとりで、聞いてみた。

この動画(母猫がガレージで子猫を生んでいる)を撮ったのはいつ?

今来ている猫はこの母猫が生んだと思うから、多分猫の誕生日なので教えて。

 

動画は2023年8月15日。

うちで世話していた子猫が急変しICUに入った次の日だった。

 

不可思議説で考えれば、お姉さんにあたるうちで世話をしていた猫は、次に生まれてくる兄弟たちと引き換えに天国に召されたかもしれない。(ICUに入らなかったら)。

人の手を下して助けてしまったけれど、もしかしたら生命の入れ替えだったのかもしれない。

不思議だオカルトだと思われるかもしれない、けれど余りにも日付が揃い過ぎている。

 

そこから教えられることは、もしかしたら、生命はそうやって入れ替わりをしているのだろうか。

 

おまけとして、行政的にいなくなった子猫達は全滅だと思ったら、2匹残っていたので、その1匹が今うちにきている。

 

※語句説明

TNR Trap, Neuter, Return いわゆるさくら猫、地域猫

TNTA Trap, Neuter, Tame, and Adoption さくら猫にしてから馴らして飼う

簡単な説明ですが。。

野良に餌をやっているという世間の目が厳しいのでね、とりあえずこういったことは分かってやっていますという感じで。

そもそもTNRするクリニックで働いてこともある有資格者です。